アメリカ・スパルタ工場
自動車や電化製品に使われる粘着テープ製品や、梱包用のテープなど、様々な製品を製造しています。
自動車や電化製品に使われる粘着テープ製品や、梱包用のテープなど、様々な製品を製造しています。
tesa Plant Sparta
324 South Union AvenueTEL: 001 616 887 1757
Email: customercare@tesatape.com
Armin Hagenloch
1954年5月28日、テサは、米国特許商標庁に商標を申請しました。そして、1955年7月に、同庁によって正式に登録されました。 16年間、テサの製品は、ハンブルクの本社を通じて販売されていました。 新しい支社がであるテサ・コーポレーション(the tesa corporation)がニュージャージー州のハッケンサックに建設されたのは、1971年のことです。 設立の際の記録を辿ると、この支社は「テサの製品の輸入と販売」を目的として創立されました。 テサ・コーポレーションは、1977年に30キロほど離れたデンビルに拠点を移します。そして、シカゴのパッケージング見本市に、初めて両面テープを出店しました。
テサは、1982年に大きな飛躍を成し遂げました。ミシガン州のスパルタに工場を建設したのです。 この新しい工場は、欧州外で初の粘着テープの製造施設となりました。 1984年には、経営管理のための新しい建物が建てられ、間もなく倉庫の規模も拡大されました。 バイヤスドルフは、1988年に米国の粘着テープ製造企業のテクニカルテープ社(Technical Tape, Inc.、TTI)を買収しました。これにより、テサの米国内での売上は、約1500万ユーロから9000万ユーロに向上し、テサは北米で2番目の粘着テープ販売企業となりました。 一時期、テサは、「Tuck」ブランドの透明な粘着テープ、マスキングテープ、梱包用やその他の特殊粘着テープを市場に導入しました。すると、「Tuck」製品シリーズは、特に、小売業のマーケットセグメントで注目を集めました。
スパルタ工場は、様々な産業のお客様に製品を届けています。現地でテープと成る製品を製造したり、最終的な仕上げ加工にテープを使用したり、各産業により用途は異なります。 今日では、約60名の従業員が、地域の自動車産業を中心とする一般産業市場向けに粘着テープを製造しています。 北米の主要自動車メーカーのほぼ全企業の本社および開発センターが、スパルタ工場のすぐ近くにあります。
MOPPフィルム(MOPP films)は、工場内でも独立しています。 梱包産業のストラッピングやグリップ用の補強テープ、開封用テープのコーティングやパッケージングなども、この工場で行われます。 それに加え、ハンブルクとオッフェンブルク工場で製造された両面テープは、自動車製造で使われるワイヤーハーネスの外装用特殊ソリューションにも、使用されています。
自動車産業のみならず、テサは、国際市場を対象とした製品を、スパルタで製造しています。それらの製品は、家電や食品のパッケージング、石油探査などの分野で利用されます。
2016年に、製造施設を拡充するための建築作業が開始されました。 この拡大により、およそ2万4000平方フィートの製造スペースが追加されます。この場所では、イノベーティブなコーティングや粘着テープの組み合わせ、そして加工処理テクノロジーを取り扱っています。これにより、水性で地球環境に優しい、溶剤フリーの粘着テープが、可能になります。 この拡充作業は、2017年夏頃に、完成される見込みです。
この工場内には、独自の開発センターがあります。そのおかげで、現地のマーケットからの新しい要請やカスタマイズ化された試験に素早く対応し、確実に実践に移せるようにします。
この工場は、ISO 14001による環境保護基準を満たしており、同時にIATF 16949とISO 9001の品質基準も満たしています。