生産プロセスの最適化
樹脂には非常に多くの種類が存在し、一つのソリューションであらゆる樹脂と樹脂の接合を行うことは困難です。しかし、tesa® HiPはそのような問題を解決し、樹脂接着をより簡単なものにします。
樹脂には非常に多くの種類が存在し、一つのソリューションであらゆる樹脂と樹脂の接合を行うことは困難です。しかし、tesa® HiPはそのような問題を解決し、樹脂接着をより簡単なものにします。
HiPという製品名はHigh Initial Performance の略で、その名の通り初期粘着力に優れたテープです。わずか数秒の圧着で発揮する抜群の粘着力を是非体感ください。
tesa® HiPは、ABS、PAやPCといった樹脂だけでなく、通常では接着が難しいPPやPP/EPDMといった低極性の樹脂に対してもよくつき、1KG/㎠ 5秒の圧力で瞬時に最高粘着力の80%の性能を発揮します。
溶着、機械締結、接着剤といった一般的なソリューションは、必ずしも全ての材料に良いパフォーマンスを発揮できるわけではなく、時に生産性を低下させてしまうこともあります。
例えば、溶着では多くの場合で同材質でなければ溶着適合性がなく、異なる種類の樹脂の接合を行えたとしても十分な接合強度を得られない可能性があります。また熱を加えることで、発泡、ヒケ、表面損傷などの現象が生ずることもあり、廃棄の発生を招いてしまいます。また、機械締結でも、締めすぎることで樹脂の変形やクリープの発生が生ずることがあります。一方、接着剤は樹脂の損傷や変形の心配はありませんが、長い硬化時間や前処理工程を必要とすることで生産に時間と工数がかかります。
tesa® HiPは、樹脂部品を素早く、美しく、ダメージなく接着することができるため、これまでの樹脂接着で見られた問題点の解決策となりえます。
多くの樹脂は、表面エネルギーが低いことにより、他の材料への接着が難しい傾向にあります。そのため、これまでは樹脂接着時に前処理工程を必要としてきました。
しかし、tesa® HiPは、プライマー処理、コロナ処理、プラズマ処理、火炎処理のいずれも不要とし、接着したいものに貼るだけの非常にシンプルなソリューションです。熱をかける必要もなく、その他の追加プロセスもありません。これは、大切な時間、コスト、労力の全ての削減に繋がります。