環境配慮型tesa® 4965の
開発ストーリー
製品開発ディレクター、ミシェル・ミース氏率いる専門チームは、tesa® 4965の品質と性能を維持しながら、二酸化炭素排出量を削減するという製品アップデートを担いました。製品の高い性能と持続可能性をどのように両立させたのかを、開発者自らの言葉でお伝えします。
従来品と同じ品質と性能を保持する
40年以上信頼され続けている製品に変更を加えることは大きな挑戦です。当社の両面粘着テープtesa® 4965は、工業用途における品質の基準を打ち立ててきた製品だからこそ、私たちはそれに匹敵する大きな責任を負いました。
この挑戦の第一の課題は、従来通りの性能を維持することでした。そのため、粘着テープの化学的・機械的特性を従来品と同じに保ちながら、カーボンフットプリントを削減することが開発の指針となりました。
あらゆるビジネスで持続可能性を支える
私たちは、環境に配慮した製品づくりを通して、お客様の二酸化炭素排出量の削減を支援することがとても価値のあるものだと考えています。
より高いレベルの持続可能性を達成することは、お客様にとって重要な目標であり、私たちにとっても同様です。当社は、自社の持続可能性の目標に取り組みながら、当社製品をご使用いただくお客様にもそれが有益となるよう取り組んでいます。
当社の新しい環境配慮型両面粘着テープtesa® 4965は、バリュー チェーンにおける二酸化炭素排出量を40%
持続可能性と透明性を追求した製品開発
排出量を削減しながら接着性能を維持するため、粘着剤にはISCC PLUS認証原料を使用しています。このプロセスにより、私たちは大量の化石原料をバイオナフサやバイオメタンなどの再生可能原料に置き換えることができ、化石原料の使用量削減に貢献することができます。
再生可能で持続可能な原材料を使用する場合、その原産地について信頼できる証拠を確立し、サプライチェーン全体を通じてトレーサビリティを確保することが重要です。ドイツのハンブルグにある当社のISCC PLUS認定工場では、サプライヤーから調達しているバイオマスバランスやその他の再生可能原料について、トレーサビリティのための枠組みを確立しました。
このような製品アップデートを行いましたが、環境配慮型tesa® 4965はこれまでと同様に信頼性と汎用性の高い製品です。様々な市場において、グローバルな品質・信頼性の基準に準拠しています。
私たちは、お客様が持続可能性目標を達成し、スコープ3の排出量を削減できるような最新の製品を作ることを目指しました。結果ではなくプロセスを改良することで、環境配慮型tesa® 4965は常に産業界のニーズを満たし、将来の持続可能性要件に向けた一歩を示しています。
ISCC PLUS認証の詳細と、バイオマスバランスのトレーサビリティについてはこちらをご覧ください。
お問い合わせについて
※各種調査・証明書発行のご依頼につきまして
今般、多くのお客様より環境関連の調査依頼やRoHS、chemSHERPAなど各種書類の発行依頼を頂戴しております。発行書類の管理上、弊社製品をご購入いただいております商社様や代理店様、加工メーカー様、支給元様へご依頼いただきますよう、宜しくお願い致します。お急ぎのところご迷惑をおかけいたしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。