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tesa® 62589
体外診断用デバイス向け
親水性フィルム
テクノロジー
親水性処理を施したPETフィルムが、流路内の検体を速やかに検出部位まで流すことで、測定の高速化・効率化に貢献します。
体外診断用デバイス(In-Vitro Diagnostics)向けに開発された親水性フィルムに、新製品tesa® 62589が登場しました。同製品は主にマイクロ流路診断チップの流路形成に使用されます。透明PETフィルムの片面に特殊な親水性処理を施すことで、流路内の検体を速やかに検出部位まで流し、測定の高速化、効率化に貢献します。
tesa® 62589は従来品と比較して、濡れ性・親水性が向上しておりフィルム表面に接触した検体が瞬時に濡れ広がります。また、耐熱性および耐老化性に優れるため、高い経時安定性を示します。
【特長】
・優れた親水性により流路内の検体の流動性向上
・様々な種類の酵素と液体に適応
・優れた耐熱性と耐老化性により経時変化が少ない
【用途】
・血糖値診断チップ
・血液検査カード
・各種バイオセンサー
耐熱性・耐老化性の検証結果
接触角試験と濡れ張力試験を実施した結果、室温時と50℃環境時の性能は同等の数値を示しました。また、いずれの試験においても高い経時安定性が見られました。
【接触角試験方法】液滴:脱イオン水 滴下量:2μL 演算方法:ヤングの式による
【濡れ張力試験方法】液滴:赤着色水(0.07 wt% 赤色2号) 滴下量:3μL 測定方法:液滴が完全に乾燥後、付着域を確認 評価方法:「Courier New」フォントで印刷された文字「o」の内側に乾燥した液滴の95%が収まっている最大のフォントサイズを記録 測定環境:23 ± 1 ℃, 50 ± 5 %RH
製品チャートマップ
親水性フィルム製品は、tesa® 62589を含め全4製品で展開しています。
その他の厚みや、片面に粘着剤を塗布するオプションにつきましてはご相談ください。