印刷工程
一方、印刷工程中はエッジが浮くのを防ぐため、粘着テープはスリーブやシリンダー、印版に対して強い接着力を発揮する必要があります。 接着力が不足すると、簡単に目でわかるほど印刷品質が劣化してしまいます。 最悪の場合、印版が完全に剥がれて、印刷機の故障の原因となります。 また、クリーニングの際は、印版エッジの浮き上がりにつながる恐れがあるため、洗浄用の溶剤と粘着テープが反応してはいけません。
印版の取り外し
印刷後は、印版を粘着テープから簡単にはがすことができる必要があります。 取り外しの際、印版が伸びたり、裂けたりしないように簡単にはがせなければなりません。また、印版裏側にのり残りがあってもいけません。
- 必要条件: 印版にのり残りせず、簡単に剥がせること。
テープのはく離
粘着テープはスリーブからも簡単にはがすことができなければなりません。また、洗浄と次の印刷作業の準備にかかる時間を最小限に抑えるため、スリーブにのり残りがあってもいけません。
- 必要条件: スリーブにのり残りせず、簡単に剥がせること。
このような相反する要求を満たすにはどうしたらいいでしょうか?
tesa SNAP-ON technologyに基づいて開発されたまったく新しいテープ(特許取得)がこれらの問題を一挙に解決します。
- 印版の位置調整が容易
- 印版の確実な接着
- 印版の簡単な取り外し
- テープの簡単なはく離
この粘着システムの仕組みは?
この新たに特許を取得したSNAP-ONモデルと言われるアクリル系粘着剤が、どのようなメリットがあるのかを工程別に説明致します。印版固定作業では、印版は粘着剤に軽く接触するだけです。 低い初期粘着力のおかげで、最適なレジスタのための印版の位置の微調整が容易です。 印版をテープに最終的に貼り込む際は、ゴム製ローラーの使用をお薦めします。これにより、印版が粘着テープに喰い込み、 強力な接着が可能になります。 こうすることで、印刷中の印版の確実な接着が保証され、エッジ浮きを防ぎます。 結果として、 装置のダウンタイムを減らし、生産性が向上します。 印刷後に印版を取り外す際も、のり残りがありません。 印版の取り外しまでの時間が短いほど、粘着テープから簡単にはがせます。 剥がす際には、この粘着剤の特徴であるベタつき音がに聞こえることがかもしれません。