タック(Tack)とは粘着テープに塗工されている感圧接着剤(粘着剤)にとって必要不可欠な三大要素のうちのひとつで、粘着剤の表面を指で触れた際に感じる「べたつき」を指します。粘着剤が被着面にくっついていようとする「粘着力」と粘着剤の内部で形を保とうとする「凝集力」と並び、粘着剤のべたつきを指す「タック」も粘着テープの性能に影響する重要な要素です。
タックは感圧接着剤(粘着剤)が被着体の表面に触れた瞬間に発生する力で、接着に必要となる圧力と時間を最小限に抑えることができます。タックの高い粘着剤が被着面になじむ(濡れる)スピードは、地球上の生物で最も速く走れると言われているチーターにも劣りません。