独創性にはイノベーションが必要
独創性を得るためには、それだけの対価を払わなくてはなりません。 工場での初期塗装と同様に、修理やメンテナンス作業では、単色塗装よりもはるかに複雑な仕事が必要となります。 というのも、マスキングやカバーリングのように時間の掛かる作業によってのみ、塗装によってさまざまな個所が明確に色分けされ、輪郭がくっきりと浮かび上がるようになるからです。
塗装工程のある企業にとっては、このマスキングが大きなコストがかかる要素であり、かつ、どの業者にとっても避けることのできない要素です。 Jörg Hülsbusch氏、株式会社アルストム、プランニング・エンジニア: 「当社のクライアントは、マルチカラー車両への関心を年々高めています」。 したがって、塗装用テープやマスキングテープにこれまで以上に注目しており、素材や作業方法ごとに高品質の製品による最適なソリューションを見つける、あるいは開発することを目標としています。 「アルストム社では、長年に渡ってテサの高品質の製品を信頼して使用してきました」。
持続可能な方法で、作業コストを削減
「当社のチャレンジは次の通りです。 取り扱いが簡単。 高い生産性。 一目で分かる他よりも優れた塗装の仕上がり。 言い換えれば、当社のさまざまな種類の粘着テープは、個々の作業工程に合わせてベストな品質で、最適なコストのもとに提供できるようにデザインされています」とtesa SEのDaniel Mellentin氏は言います。 さらには、温度変化への耐性、強力な粘着力、テープの巻き戻し易さなどマスキングテープにより高い性能が求められ、ますます直面する課題が難しいものになっています。
それに加えて、さまざまなタスクにも、対応しなければなりません。 例えば、塗装部の曲面への追従性、極めてシャープな見切り線、サンドプラスティングへの対応、電気メッキ、あるいはパウダーコーティングなどにも対応しなければなりません。 粘着テープは接着面がプラスティックやシーリングラバーであろうと、完璧に接着しなければなりません。さらに、テープ跡を残さず、簡単に剥がせる必要があります。 従って、我々のソリューションにも多様性が求めらています。つまり、マスキングテープは、素材の特性やそれぞれの使用法の特殊性に合わせて開発されてゆくものであるということです。
必要な「スペシャリスト」を理解するとは?
このように、当社ではさまざまな種類のマスキングテープを提供しています。これらの製品は、それぞれの用途で最適な成果が得られるように作られています。 これは、基材と粘着剤を特殊に組み合わせることによって実現されます。 幅や厚さを変化させることで、幅広い用途に使うことができます。 小さな円形から、長い直線まで。ドリルの穴のような小さな部分のマスキングから、大きな表面の保護まで。 常に安全に使用でき、シンプルに取り扱うことができ、保管も簡単です。
こういった点を、どのようにして皆さんの展望に加えたらよいのでしょうか? 「個別のコンサルティングは、当社のサービスにとって何よりも不可欠です」とDaniel Mellentin氏は言います。 「当社では、まったく新しい状況に直面すると、解決すべき新たな課題として、クライアントと共同で、最適なソリューションを開発します」。
テサでなければできないカラーデザイン
真にユニークな塗装作業―当社の高品質のマスキングソリューションを用いると、連続工程であれ、手直し作業であれ、独自の塗装作業を素早く、効果的に実施できます。あらゆる素材に発揮される信頼性の高い粘着力や、塗装かぶりの回避、高温への耐性といった特徴と同様に、使用後には糊残りなく、簡単に剥がせるという特性があるからこそ、広い面積や複雑な形状のマスキングも簡単です。 特殊なファインラインテープと呼ばれる見切り用マスキングテープから金属プレス部品のためのソリューションや貼合ローラーなどの補助用具に至るまで幅広く関連商品をご用意しています。
2つのスペシャリスト―tesa EasyCover® 4368とtesa EasyCover® 4378
広い面積のマスキング―2種類のマスキング既製品です:tesa EasyCover® 4368とtesa EasyCover® 4378。
これら製品は、ともに広い面積のマスキングを素早く効率よく行う作業に適しています。 製品の違い: tesa EasyCover® 4368は、破れに対する耐性が強く、短時間接着した後できれいかつ容易に剥がすことができます。また、EasyCover® 4378は、乾燥に時間のかかる塗装作業にとりわけ向いています。 また、この製品は120℃までの耐熱性を備えています。さらに、水研ぎ作業にも耐えられ、きれいに迅速に剥がせます。