TRESU社のフレキソ・イノベータープレス（Flexo Innovator Press）でtesa Softprint®のパフォーマンスチェック

現代の液体用紙容器産業は、私たちが生活している社会経済的な環境の変化によって大きな影響を受けています。 2017年の8月に発表された欧州連合（EU）のレポートによって、2016年のEU内全世帯の3分の1の世帯が一人暮らしだったことが明らかにされました。この統計は、現代の社会では比較的小さなパッケージに需要があることを示しています。 このトレンドは、次々と新しい種類を必要とするインスタント食品や清涼飲料産業の爆発的な需要と相まって、液体用紙容器産業にクリエイティブな流れをもたらしています。

消費者の目を引きつけるために、小さなパッケージでも視覚的に訴えかけるエフェクトの需要が高まり続けています。そのため、パッケージのデザイナーたちはより創造的なデザインにチャレンジしています。これらのすべての要素を実現するために、ますます高度な印刷クオリティが必要となります。 独特で複雑なプロダクトデザインの数が増え続けるなか、産業全体が現状の製造方法を見直す必要に迫られています。 変わり続ける条件にも対応できる可能性を製造業者に提供し、効率的にマーケットでの競争力を維持できるようにすることが不可欠なのです。

フォーム材の硬さに関して、一般的には硬いフォーム材を使用した印版固定用テープはベタ印刷に適していると言われています。その一方で、スクリーン印刷では柔らかなフォーム材が適していると言われます。

実験では、tesa Softprint®印版固定用テープで主に使われる4種類の硬度を同一条件でテストしました。 この実験の印版には、60L/cmの1,14 mm Kodak NX plateと400L/cmおよび4,6 cm³/m²のアニロックスロールを使用しました。

これらの試験の評価では、柔らかなフォーム材（赤色コード）が最も優れた結果を残しました。 ベタ印刷でも、ドットゲインが少なく、均等にインクが分配されることでピンホールを回避することができていました。

これらの印刷サンプルから導き出された結果は、理論的に予想されていた結果とは異なるものとなりました。 この理由は、主に印刷される紙にありました。この素材は、柔軟なパッケージ印刷の際に使われるフィルム材などの素材とは違った作用を及ぼします。 それに加えて、使用された印版のテクノロジー(Kodak Nx)はミクロ構造（あるいは 発展した表面テクノロジー）を備えています。これにより、非常に効率的にインクが印版から素材に移されます。 適切なアニロックスロールと印版固定用テープのフォーム材の硬さを選択する際には、これらの要素を考慮に入れなければなりません。

これらの個別の要素がそれぞれ完璧に組み合わされたとき、印刷プロセス全体がとてもシンプルになります。これにより、印刷プロセスはますます進化し、さらに効率的なものになると同時に、最高の印刷のクオリティも実現します。

テサのtesa Softprint® 製品シリーズ あるいは TRESUグループの flexo printing pressesについての詳細ついては、tesa®およびTRESUが担当している販売 ・営業スタッフにご連絡ください。.