tesa® HiPは、低極性被着体用に開発された粘着剤を使用しており、表面処理をすることなく、幅広い種類の樹脂同士の接着や、薄肉樹脂の接着が可能です。PPとABS、あるいはPAとPCの接着、tesa® HiPはあらゆる樹脂に適応することで、自動車産業における樹脂の可能性を広げます。
![Plastic Bonding Easily](https://www.tesa.com/ja-jp/files/images/201904/3/plastic-bonding-easily,941907_crop3x1_18.jpg)
樹脂接着をより簡単に
テクノロジー
tesa® HiPは、樹脂接着で自動車産業に革命をもたらします。自由な設計、高い生産性を実現します。
既成概念にとらわれることなく創造する
![Outside the Box Outside the Box](/ja-jp/files/images/201904/1/hip-icon-think-outside-the-box,941912_fixedwidth_18.webp)
ファンタスティック・オン・プラスチック-あなたにとってのメリットは何でしょうか?
設計自由度の向上
Goodbye-Limits
幅広い種類の樹脂接着に最適
様々な種類の樹脂を簡単に接着することができれば、設計の自由度は大幅に向上します。
tesa ® HiPは、表面エネルギーや強度の異なる樹脂を瞬時に、簡単に、確実に接着できる画期的なテープです。これは自動車産業に革命をもたらすともいえるでしょう。tesa ® HiPは、ABS、PAやPCといった樹脂だけでなく、通常では接着が難しいPPやPP/EPDMといった低極性の樹脂に対してもよくつく特殊な粘着剤を使用して設計されたテープです。樹脂の種類に応じてソリューションを変えることなく、テープ一つで様々な樹脂接着に対応できるという利便性をもって、車両への樹脂の使用をサポートします。
![tesa_92xxx_HiP-High_initial_Performance_pr_001 tesa_92xxx_HiP-High_initial_Performance_pr_001](/ja-jp/files/images/201905/0/tesa-92xxx-hip-high-initial-performance-pr-001,881210_fixedwidth_18.webp)
薄肉素材の接着に最適
tesa ® HiPは、新しい材料や部品の使用、そして複雑なデザインへの挑戦をサポートします。特に溶着と比較すると、薄肉樹脂の接着を容易に行うことができます。薄肉樹脂の溶着で発生しやすいとされている溶着面の強度低下やヒケの問題なども、tesa ® HiPであれば心配することなく、車両の軽量化に適した設計をより簡単に実現することができます。
![2x-stronger 2x-stronger](/ja-jp/files/images/201904/1/hip-icon-2x-stronger,942453_fixedwidth_18.webp)
強力な接着性
tesa ® HiPは、溶着、機械締結、そして接着剤に代わる内装部品の永久固定用粘着テープとして開発され、優れた剪断粘着力・引き剥がし粘着力を持ちます。
以下の動画は、tesa ® HiPのPPへの粘着力を測定しているところを撮影しています。PPに貼りつけた後、瞬時に強力な粘着力を発揮する様子を是非ご覧ください。
生産プロセスの最適化
A small stack of products in boxes sitting on a manual pallet jack in a loading dock door at a distribution warehouse.
![Immediate bonding Immediate bonding](/ja-jp/files/images/201904/1/hip-icon-immediate-bonding,943066_fixedwidth_18.webp)
抜群の初期粘着力
HiPという製品名はHigh Initial Performance の略で、その名の通り初期粘着力に優れたテープです。わずか数秒の圧着で発揮する抜群の粘着力を是非体感ください。
tesa ® HiPは、ABS、PAやPCといった樹脂だけでなく、通常では接着が難しいPPやPP/EPDMといった低極性の樹脂に対してもよくつき、1KG/㎠ 5秒の圧力で瞬時に最高粘着力の80%の性能を発揮します。
簡単で綺麗な樹脂接着
溶着、機械締結、接着剤といった一般的なソリューションは、必ずしも全ての材料に良いパフォーマンスを発揮できるわけではなく、時に生産性を低下させてしまうこともあります。
例えば、溶着では多くの場合で同材質でなければ溶着適合性がなく、異なる種類の樹脂の接合を行えたとしても十分な接合強度を得られない可能性があります。また熱を加えることで、発泡、ヒケ、表面損傷などの現象が生ずることもあり、廃棄の発生を招いてしまいます。また、機械締結でも、締めすぎることで樹脂の変形やクリープの発生が生ずることがあります。一方、接着剤は樹脂の損傷や変形の心配はありませんが、長い硬化時間や前処理工程を必要とすることで生産に時間と工数がかかります。
tesa ® HiPは、樹脂部品を素早く、美しく、ダメージなく接着することができるため、これまでの樹脂接着で見られた問題点の解決策となりえます。
前処理工程は不要
多くの樹脂は、表面エネルギーが低いことにより、他の材料への接着が難しい傾向にあります。そのため、これまでは樹脂接着時に前処理工程を必要としてきました。
しかし、tesa ® HiPは、プライマー処理、コロナ処理、プラズマ処理、火炎処理のいずれも不要とし、接着したいものに貼るだけの非常にシンプルなソリューションです。熱をかける必要もなく、その他の追加プロセスもありません。これは、大切な時間、コスト、労力の全ての削減に繋がります。
![No need 2 treat No need 2 treat](/ja-jp/files/images/201904/1/hip-icon-no-need-2-treat,943067_fixedwidth_18.webp)
コストの削減
A small stack of products in boxes sitting on a manual pallet jack in a loading dock door at a distribution warehouse.
![World of plastics World of plastics](/ja-jp/files/images/201904/1/hip-icon-world-of-plastics,943076_fixedwidth_18.webp)
テープ一つであらゆる樹脂接着を可能に
樹脂は、軽く、耐久性があり、見た目も美しいことから自動車産業に必要不可欠な材料とされています。車両重量が10%減少するごとに燃料消費量は5%から7%削減されます。軽量化に効果的な樹脂の使用は年々拡大しており、2007年から2014年の間に、自動車用樹脂(PP)の使用量は既に20%も増加しました。
これまでは、使用する樹脂の種類に合わせて接着方法を検討する必要がありましたが、tesa ® HiPは一つのソリューションであらゆる樹脂(PP、 ABS、 PC等)への強力な接着を可能とします。
![Save costs Save costs](/ja-jp/files/images/201904/1/hip-icon-save-costs,943077_fixedwidth_18.webp)
初期費用の削減
tesa ® HiPを用いた生産プロセスは非常にシンプルで、高額な設備費用など必要ありません。初期投資を抑え、柔軟性のある生産方法を取り入れることで、コストメリットを享受できます。
リーン生産方式
tesa ® HiPは、自動車生産現場においての生産性の向上、そして利益率の向上を実現します。
・精度の高い生産を実現できるため廃棄量の削減に効果的です。
・接着剤で見られる前処理工程や長い硬化時間がなく工数削減、生産効率アップに効果的です。
・テープのみで接着が可能なため在庫の種類・数ともに削減でき、小スペースで在庫管理ができます。