サステナビリティやSDGsに関連して「バイオマス」という言葉をよく耳にしますが、実際にどんなものかご存知ですか?
おとなも意外と知らない「バイオマス」と「環境問題」の関係についてもっと多くの方に知ってもらうために、楽しみながら学べる動画を制作しました。ぜひご家庭でお子さんと一緒にご覧ください。テサテープ株式会社の公式YouTubeチャンネルからもご覧いただけます。
テクノロジー
サステナビリティやSDGsに関連して「バイオマス」という言葉をよく耳にしますが、実際にどんなものかご存知ですか?
おとなも意外と知らない「バイオマス」と「環境問題」の関係についてもっと多くの方に知ってもらうために、楽しみながら学べる動画を制作しました。ぜひご家庭でお子さんと一緒にご覧ください。テサテープ株式会社の公式YouTubeチャンネルからもご覧いただけます。
プラスチックを別の素材に置き換える「脱プラ」の取り組みが注目を集めていますが、プラスチックは私たちの暮らしに欠かせない存在です。完全になくしてしまうことは難しく、不便が生じてしまう場面もあるかもしれません。
では、なぜプラスチックが敬遠されるのでしょうか?理由の1つは、自然環境への影響です。一般的なプラスチックは自然に分解されにくいため、ポイ捨て等による自然に流出すると自然破壊や、野生動物などへ悪影響を及ぼすことが指摘されています。
2つ目は、プラスチックの原料と焼却時に発生する二酸化炭素(CO₂)です。プラスチックは化石燃料(石油)からつくられています。「燃えないゴミ」と呼ばれていた時期もありましたが、日本では多くが焼却処分されていると言われています。言い換えれば、地中から掘り出した石油をプラスチックに加工し、最終的に焼却処分することでCO₂が発生しています。これにより大気中のCO₂濃度が上昇し、地球温暖化(気候変動)を加速させてしまうことが問題視されています。
そこで、植物由来の原料を使用したバイオマスプラスチックに着目しました。植物は成長する過程で大気中のCO₂を吸収します。プラスチックへと加工したものを焼却しても、発生するCO₂はこれまで吸収したCO₂です。大気中のCO₂を吸収した量(マイナス)と焼却時に排出した量(プラス)が相殺されてゼロになるため「カーボンニュートラル」なプラスチックと考えられています。
そのため、従来の化石燃料(石油)由来のプラスチックを植物由来のバイオマスプラスチックへと切り替えることで大気中のCO₂濃度上昇を防ぐことができます。
一見普通の透明なフィルムテープですが、トウモロコシやタピオカ、サトウキビなどの天然素材を原料としたバイオマスプラスチック(ポリ乳酸:Polyacid)を基材に使用した粘着テープです。
従来のOPPテープと遜色ない性能をもちますので、これまでと同じようにご使用いただけます。
私たちテサにとってのサステナビリティは、社内の取り組みにとどまりません。お客様のビジネスや暮らしをサステナブルにすることも、私たちの責務だと捉えています。
さらに、科学やテクノロジーに興味をもってもらうため子供たちのSTEM教育にも注力しています。これからの社会や未来をつくる若い世代を育てることも、グローバル企業の責務であると考えているためです。
今回制作した動画が、多くのご家庭でサステナビリティについて考えるきっかけになれば幸いです。