両面粘着テープ
あらゆる場面で力を発揮する万能の接着
ツール。
あらゆる場面で力を発揮する万能の接着
ツール。
鏡を壁に取り付けたり、カーペットを3日間の展示会のためにフロアに一時的に貼り付けたりする際に。 絵を壁に掛けたいが、取り外しの際に跡が残るので釘は使いたくない、または、賃貸住宅で壁に穴が開けられない場合に。 新聞印刷業における紙継ぎプロセスの最適化に。 突風にも耐える新たな外壁装飾のデザインに。 どの場面においても、両面粘着テープは最高のパートナーです。
両面テープは、あらゆる産業で利用されるばかりでなく、プロの職人さんや一般の消費者の方々にも愛用されています。 両面テープには、2つの物体を永続的に接着するものから、接着後も修正が可能なもの、さらに一定の期間限定での仮止め用途など多くの種類があります。使用する素材を変えることで、テープの特性を調整し、それぞれの用途に適したテープが製造されています。 粘着テープの特性は、主要構成要素である粘着剤、基材、プライマーなどの種類によって決まり、その特徴を利用して用途にピッタリの製品が生み出されます。
粘着テープは、異なる機能を持つ複数の層から成り立っています。 テープの種類に応じて、片面のみが粘着層の場合もあれば、両面が粘着層になっている場合もあります。 以下の図は、代表的な両面粘着テープの構造を示したものです。 当社の両面テープは以下の3要素から成り立っています:
基材
基材は両面テープの特性を左右する重要な要素です。 粗面用には厚みのあるフォームテープが使用されます。 薄いフィルム基材テープは透明性が必要な場合に使用されることが多く、粘弾性を持つ高性能テープは、外から加わる応力を緩和できます。
はくり紙・ライナー
はくり紙・ライナーは粘着部分を保護するもので、使いやすさとはがしやすさを左右します。 当社のはくり紙は、紙またはフィルム素材を使用しており、様々な特性の違いがあります。
粘着剤
両面テープにどの粘着剤を使用するかは、接着する表面状態と素材の種類や、接着してからはがすまでの期間、使用場所が屋内か屋外かなどの条件によって異なります。
両面テープは固定したいものの裏面に貼り付けて使用するので、テープが外側から見えないという利点があります。 そのため、装飾品やポスターを貼り付ける際に非常に便利です。 また、耐荷重も飛躍的に向上しましたので、以前は釘やネジなどで、穴をあけて使用しなければ取り付けられなかった重たいものでも、粘着テープだけで壁を傷つけずに取り付けることができます。
両面粘着テープ – 模様替えで大活躍
両面粘着テープは、工作が趣味の方や自宅のインテリアにこだわりたい方にとっては、非常に心強い味方です。 これまでは、片面粘着テープが外側から丸見えで、見栄えが台無しでした。 それが今日では、両面テープを使用すれば、強度を犠牲にすることなく、テープを目に見えない位置で使用することが可能になりました。 両面テープは外側から見えないため、見る人の注意は100%飾られているものに向けられます。
多様な用途と使い易さ
当社の両面粘着テープは、クリエイティブな作業に限らず、ポスターや絵葉書の貼り付けをはじめ、メモの留めなど、日々繰り返される作業にも最適です。 弊社は非常に豊富なラインアップを持っており、鏡の取り付けに特化した粘着テープやカーペット、表札、新聞受けの取り付けに適した強力粘着テープも取り揃えております。 両面粘着テープは簡単に使用できる上に、他の方法のように取り付け面に傷をつけません。
工業分野においても、両面粘着テープは欠かすことができない存在です。 粘着テープは、自動車や電子機器がその役目を終えるまで、長期間にわたって部品を固定し続けます。 携帯電話も例にもれず、マイクをはじめ、スピーカー、ディスプレイ、カメラまで全てが粘着テープで固定されています。 両面テープはオーブンや冷蔵庫、エアコンなどの家電製品、さらに外壁の装飾や窓、ドア、ガラスパーティション、エレベーター、家具などの建築関連工事の部品にも使用されています。その役割は無限と言っても過言ではありません。 粘着テープの能力は、粘着力と耐久性にとどまりません。 テープの種類によって、粘弾性による応力緩和、酸化防止や、耐UV性、耐熱性、耐湿性、耐老化性、耐薬品性などに優れた性能のテープもあります。
印刷・製紙向けには、プロセスの最適化を可能にする特殊両面テープがあります。 新聞の印刷と製紙産業においては、両面スプライステープが原反ロールの交換時間を短縮し、工程の安定性を高めます。 ラベルやパッケージの印刷では、両面フィルム基材テープおよびフォーム基材テープが印刷の品質を改善し、印版の効率的な取り付けを約束します。 特殊粘着テープが印版を印刷シリンダー上にしっかり固定し、印版の貼り直しを可能にします。
両面粘着テープには、溶接やネジ止め、釘、接着剤にはない利点が多数あります。 溶接、ネジ止め、釘の使用は素材に傷をつけます。 しかし、傷が見えてしまうと、せっかくのデザインが台無しです。 また、傷は腐食の原因にもなりかねません。 ボルトやネジ、釘を使用して固定する場合、全負荷が一点に集中するため、接合箇所が損傷したり、素材が破損する危険性があります。 また、これらの固定方法は、すべての素材に使えるわけではありません。 例えば、プラスチックとガラスの固定にはは通常使用できません。
一方、両面粘着テープを使用すれば、素材が傷まないため、腐食のリスクも減少します。 また、両面粘着テープは目に見えず、接着面をキレイに保ちます。 テープを使用するメリットはこれにとどまらず、接着面を密閉してしまうため、外的要因やホコリから保護することもできます。 さらに、両面テープには、接着面が広いため、接着面全体で応力や負荷を分散することもできます。 当社のアクリルフォームテープは、急激な温度変化により生じる素材の膨張・収縮を吸収緩和する能力がありますので、プラスチックと金属など、異なる膨張・収縮係数を持つ素材を接合してもまったく問題ありません。 当社の両面テープは、金属、ガラス、紙、ステンレス、ポリカーボネートなど、多種多様な素材の接着に利用できます。接着剤とは異なり、粘着テープは乾燥を待つ必要がなく、揮発溶剤などによる周囲の環境汚染の心配もありません。
効率のアップは、プロ職人の皆さんが質の高い仕事をする上で欠かせない要素です。 取り付けや床張りで活躍するテサの製品は、プロの皆さんからも圧倒的な支持を得ています。 特定の用途に狙いを絞った両面テープは、種類が非常に豊富で、平面に装飾品や鏡を取り付ける場面はもちろん、壁にケーブルダクトを設置したり、断熱材を貼り付ける際にも利用されています。
また、テサの床材固定用テープを使えば、あらゆる品質の塩ビ製床材やカーペットを簡単かつスピーディーに固定することができます。 使用できる素材も非常に幅広く、織物からフォーム材、フェルト、フリース素材、ポリ塩化ビニールまで、市販の床材で使用されるあらゆる素材に対応しています。
もちろんはがせるタイプの製品も豊富に取り揃えております: テサのはく離可能な床材固定用テープは、一時的な床張り用途専用に開発された製品です。 ラグやカーペット、フェルトを展示場やオフィスなどで一時的に貼り付けたい場合に非常に便利です。