tesa HAF® 58471

高温熱活性フィルム 30μm厚/黒


製品の説明

tesa® HAF 58471は、ニトリルゴムとフェノール樹脂を主成分とした高温熱活性フィルムです。化学反応(架橋反応)が起きてポリマー同士が繋がるため、強力に接合することができます。硬化反応は不可逆的な変化のため、再加熱してもフィルムが軟化することはありません。
硬化後は高温・高湿などの環境負荷に対し、非常に優れた性能を発揮します。また、油やアルコール等の薬品にも優れた耐性を示します(耐薬品性)。
本製品はハロゲン化合物を含まないハロゲンフリー品です。また、RoHS(II)指令に適合しています。


製品の詳細と仕様

主な用途(例)

  • 各種デバイス部品の永久固定、アセンブリ
  • 金属と樹脂など異種材料の接合
貼り合わせ条件について
本製品の主成分は、加熱によって活性化する熱硬化性樹脂です。そのため、常温環境下では粘着性がないフィルム状です。活性化のためには、温度・圧力・時間をかける必要があります。
お客様の求める接着強度へ到達させるためには、これに加え被着体の素材や接着面積などの条件を考慮する必要があります。以下に示す数値は、製品選定時の目安として、お客様ご自身の評価に基づき貼り合わせ条件をご決定ください。

1)仮圧着
被着体Aと本製品の貼り合わせ(位置合わせ)をおこないます。仮圧着によって本製品の保管期限が短縮することはありません。本製品の保管期間内であれば、次の本圧着工程まで期間をあける運用ができます。

設定条件(例)
  • 温度:95~120 °C(本製品の表面温度)
  • 圧力:2~6 bar(治具から接着面にかかる圧力)
  • 圧着時間:3~10 秒間


2)本圧着
本製品のライナーを取り除き、被着体Bと貼り合わせます。ヒートプレス機や加熱ローラー等で加熱と加圧を実施することで、熱硬化性樹脂の架橋反応を起こします。

設定条件(例)
  • 温度:120~250 °C(本製品の表面温度)
  • 圧力:5~30 bar(治具から接着面にかかる圧力)
  • 圧着時間:5~180 秒間

留意点
  • 温度と圧着時間の設定条件は、それぞれ相関しています。圧着時間を短く設定したい場合は、圧着温度を高く設定してください。同様に、圧着温度を低く設定したい場合は、圧着時間を長く設定してください。
  • 最大限の接着性能を得るため、被着体の表面に汚れや水分が残っていないことを確認してください。
  • 本圧着後、1~2時間程度で十分な接着強さを発揮します。架橋反応が進み、24時間程度で最大の接着強さに達します。そのため、本圧着直後に評価すると見かけ上強度が弱く見えることがあります。
  • 出荷時のパッケージを未開封の状態で、高温多湿を避けて保管してください。
tesa®(テサ®)製品は自社の規定に基づき定期的に品質の検査をおこなっています。本書に記載されている情報はすべて様々な分野での知見や実経験に基づいて提示している代表値であり、保証値ではございません。便宜上、製品の適格性や用途に関する記述がございますが、いかなる場合も特定の用途に関する保証や明示、黙示等は致しかねます。お客様の環境によって問題が生じる場合がございますため、お客様のご判断のもとご使用いただくようお願い申し上げます。ご質問等がございましたら、弊社(テサテープ株式会社)へお問い合わせください。
ダウンロード

この製品の詳細な技術情報や情報については、以下のファイルをダウンロードしてください。

Get in contact with us!

お問い合わせ

お問い合わせ内容(法人のお客様) 下記のフォームにご記入いただき、「送信する」ボタンを押下してください。お問い合わせ内容や弊社営業日の都合により回答にお時間をいただく場合がございます。何卒ご了承ください。

※各種調査・証明書発行のご依頼につきまして
今般、多くのお客様より環境関連の調査依頼やRoHS、chemSHERPAなど各種書類の発行依頼を頂戴しております。発行書類の管理上、弊社製品をご購入いただいております商社様や代理店様、加工メーカー様、支給元様へご依頼いただきますよう、宜しくお願い致します。お急ぎのところご迷惑をおかけいたしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
(任意) ご連絡先 お客様の個人情報は弊社のプライバシーポリシーに則って厳重に管理し、情報提供にのみ使用いたします。ご同意いただける場合はチェックを入れてください。[必須]

ご記入いただき、ありがとうございます。

お寄せいただいたお問い合わせは、下記の営業時間内に順次対応いたします。

お問い合わせ窓口:9:00~17:00(土・日・祝日・弊社休業日を除く)

内容によっては、お時間を頂戴する場合がございます。ご了承くださいませ。

テサテープ株式会社

Something went wrong. Please try again later.