貼り合わせ方法・条件について
本製品の主成分は、UV光(波長365nm)や青色光(波長460nm)の照射によって架橋する光硬化樹脂です。照射前の状態において粘着性(タック)があり、通常の粘着テープと同様に貼り合わせができます。以下に示す数値は、製品選定時の目安としてご考慮ください。
UVを透過しない被着体の場合
[1] 本製品のライナーを1枚剥がし、被着体Aと貼り合わせます(仮圧着)。
[2] 反対側のライナーを剥がし、光を照射します。
[3] 被着体Bと貼り合わせます。
[4] 3 bar以上で圧着します。
※光を照射すると架橋反応が進みます。5分間のオープンタイム内に被着体Bとの貼り合わせを完了させてください。
被着体の一方または双方が、UV光(波長365nm)や青色光(波長460nm)を透過する場合
[1] 本製品のライナーを1枚剥がし、被着体Aと貼り合わせます(仮圧着)。
[2] 反対側のライナーを剥がし、被着体Bと貼り合わせます。
[3] 光透過する被着体の上から照射します。
[4] 3 bar以上で圧着します。
貼り合わせ条件(例)
- 光源・波長:UV光(波長 365nm)、青色(波長460nm)
- 積算光量:20~50 J/cm2@360nm、30~60 J/cm2@360nm
- UV照射時間:30秒以上
- 圧力:3 bar以上
- 圧着時間:30秒以上
※上記の圧着時間は、一般的な研究施設の条件で評価したものです(被着体:PC試験片、積算光量:52 J/cm @460nm、照射時間:45秒、圧着条件: 5 bar・30秒間)。
留意点
- 照射前の貼り合わせ(仮圧着)の際は、通常の粘着テープと同様に1 bar以下の圧力をかけて被着体への濡れを促進させてください。
- 最大限の接着性能を得るため、被着体の表面に汚れや水分が残っていないことを確認してください。